まあ、とにかく株式市場は大騒ぎですね。ブラックマンデー以上の暴落ということで株が投げ売り状態。新聞やネットでは「先行き不透明」「含み益が吹っ飛んだ」とこれでもか!というおどろおどろしい文字が飛び交っています。
一方で冷静に考えると7月上旬~中旬、ものすごくよかった、というか良すぎた感がある。私もそうだが上がり方が尋常じゃない、と感じた人は多かったのでは。しばらくの間、株価は乱高下するでしょうね。
私自身、所有しているのはS&P500、オルカン、全米など、米国、外国株が中心なのだがこの7月は「上がりすぎだなぁ」となんとなく感じていた。と同時に「衝撃に備えよ」と心の中で準備をしていた。と、言っても何をするわけでもなく、淡々と積み上げ続けて「今後、下がる局面が来るな」と思いつつ、そうなってもこれまでと同じことをやるだけと。
そうやって心の準備をしておいたためか、この局面が来ても精神的には安定していますね。おそらく百万以上の含み益がなくなったと思うし、今後ももしかしたら下落の可能性もあるが、上がった先に下がったので、また上がる局面が来ると信じている。
実際、アメリカに限って言えば、それほど大騒ぎするほど悪化の側面は無いと思っている。今後、アメリカがどこかと直接、戦争でもおっ始めたらどうなるかわからないが、おそらくアメリカの財政状況からすると自ら戦争に参加できる状態ではないし、戦争に関わるとしても直接絡まず、間接的に絡んで儲ける方向に行くように思う。結果としてこの株安、今後、しばらくは落ち着かない状況が続くと思うが、米国、外国株を中心として次第に回復するのでは、とまあ、あまり根拠がないと言われればそれまでだが楽観的な予想をしている。
今やるべきこと3選
1.冷静に
国内株、外国株、どちらの方も冷静になってほしい。特にここ半年以内で新NISAを始めてばかりの方は結果的に高い株を買い、暴落という憂き目に立っているだろうが、今後必ず上がってくる局面があるはず。そもそも新NISAを始めたのは長期保有を基本にしていたと思うのでここで投げ売りは止めた方が良い。今は「お買い得」と割り切って淡々と積み立てをやってほしい。
2.あまり株価を見ない
なかなか難しいがいま、株価を見ても仕方がない。株価を見続けても一喜一憂しても値が上がるわけではなく、はっきり言って精神的に不安定になるだけ。
3.一発逆転を狙わない
こういう局面になると、リスクの高い商品に手を出して損失の穴埋めをやりたくなる人もいるかもしれないが、そういう無謀な行動には出ない方が良い。特にここ半年で始めた人は不確かな情報をもとにハイリスクハイリターンな商品に目移りしてしまうこともあるかもしれないが、今は嵐が過ぎ去るのを待つ時期。そのあと次の一手を考えても全然遅くはない。
いまこそ精神的なタフさを身に着けるとき
私自身、コロナ禍の暴落も経験したが、特に長期保有を旨として株を始めた場合、最も重要なのは精神的な安定をどう作るか、だと思う。そういった免疫を持った人しか、この先の果実はつかめないのだ。
株なんて言うのは誰も先が読めない。未来を予知できる便利なアプリがあればいいのだがそんなものは誰も持っていないのだ。今、ネットや新聞で書かれていることも本当かどうかなんて言うのは誰も確証がなく、すべて「こうなるだろう」という予測でしかない。「精神的なタフさ」「忍耐力」を保ちながら自分の財産を訳が分からない原因で目減りされるのはなかなか耐え難いものだと思うが、上がるときもあれば下がるときもあるのが株。ここは他人事のようになって耐え忍んでいただきたい。
またこの暴落で株を投げ売りしてしまうと安くなった株を拾っていく人もいる。こういう余力がある人が今後もドンドン自分の資産を増やしていくのだ。
あなたはどっちの立場に立ちますか?