思いつき話

これが政治家の鈍感力か 裏金問題と政治資金パーティ 

 自民党の裏金問題で国会が揺らぐ中、これに関連する新たな火種が波紋を広げている。

1)自民党議員が裏金を自民党に寄付して「政党等寄付金特別控除」を受けていた

2)立憲民主党の議員が課題になっている政治資金パーティを開こうとしていた

いやもう、恐れ入る。自民党だけではなく立憲民主党までがこの有様。政治家って一体どういう感覚なのだろう。

裏金を寄付して税金控除

 確かに制度としては誤った行為ではないのだろうけど、こういう抜け道がいけないのではないですかねぇ、と問題になっているのではないでしょうか。結局、法整備とか言ってもこういったことを考える余地を与えているから信頼を失っているということに気づかないのだろうか。

 すでに昨年末から裏金については発覚していたわけで、また同時に申告そのものは今年3月の確定申告あたりで行ったことなのだろうから、控除申請は明らかに確信犯。いや、犯罪ではないので「犯」というのは正しくはないかもしれないが、確信的行動と言っていいだろう。国会議員という人たちは国民からどう見られているのかわからないのだろうか。あるいは、気にならないのか。これが鈍感力なのだろうか。バレなければそれでいいと思ったとか?なんなら今から申告訂正すれば間に合うと思いますが。ちなみに現在報道されているのは菅家一郎氏と稲田朋美氏の両名。でもほかにもいると思う。

立憲民主党の政治資金パーティ

 これも前項と同等で、国会議員の感覚が疑われる事案。自民党を糺そうとしている立憲民主党が、自ら政治資金パーティをやろうなんて、よく思うわな。こんなのはその辺の中高生でも「いまはよろしくないから止めとこうか」くらいの感覚はあると思うが。

 党の幹部である岡田克也氏や大串博志氏が率先してこういったパーティを「やらない」というのならわかるが、やろうと思った感覚が全く理解できない。この件について、岡田氏はパーティのやり方、内容が違うというような釈明コメントを出していたが、そんなの国民がどれだけ理解できるのか。くどくど説明しないと違いが判らないようなことをするなと言いたい。この状況でどうやって自民党を糺せるのだろうか。これまたすこぶる鈍感力が冴えわたっている。立憲民主党にしてみれば、ここ何年も得られなかった自民党の失態だったはず。そんな中でこういうオウンゴールみたいなことをやるようでは国民の支持が得られないのも仕方がない。こういう感覚では生涯、野党のままだ。

 政治家の皆さん、こんなことをやられると我々は選挙で選びたい人がいなくなってしまうということを重々理解してくださいな。

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なんべぇ
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