10月に入ってハロウィンイメージに衣替えしたお店が増えています。アメリカンレストランTGIフライデーズも店内外がハロウィン一色です。
スパイシーチキンフリッターは少しアジアンな風味
この日はこれまで選んだことがなかった新メニュー「スパイシーチキンフリッター」を選択。名前からすると辛みの利いた唐揚げ定食みたいなものか、と思っていたら少し違っていた。見た目はいわゆる「ワンプレートもの」。チキンの衣揚げを白ご飯に載せてサラダを添えたもの。こう書くとなんだか普通な感じですが、味はかなり個性的です。
まず辛みが効いている。この味のもとはシラチャソースと言われるもの。タイで使われるソースのようで辛い物が好きな私にもこの辛みは十分満足感が得られる味。なるほどこのチキンを単独で食べるよりもご飯とともに食べた方が辛みも緩和されて丁度良い加減になる。チキンにご飯が添えられている理解できます。これはパンではちょっとミスマッチだな。この程よい辛みが食欲をそそりますね。チキンにかかっているソースと混ぜ合わせると甘みと辛みが混ざってこれも良いコンビネーションになっています。ワンプレートなのであまり量が多くないように見えましたが丁度良い量、という感じです。
飲み物はコーヒーにしましたがコーラなどソフトドリンクにも合いそう。ドリンクはお代わり自由、変更可、です。これで1,080円。昨今の物価高を考えたら良心的ではないでしょうか。
「10月はハロウィン」いつの間にか日本にも定着
ところでこのハロウィンっていつごろからこんなに話題になってきたんでしょうね。30年ぐらい前はハロウィンって言われてもあまりピンと来なかった。「アメリカのお祭り」というイメージしかなく、知っていることと言えば、子供が仮装して近所の家を回って“Trick or treat”(お菓子をくれなければいたずらするぞ)とか言いながらお菓子をせ占めるというぐらい。元々は宗教行事なのだろうけど、子供対象のお祭りなんだよなぁ、というぐらいの知名度だった。アメリカでは定番の年中行事で今でもお菓子をくれない家の庭木にトイレットペーパーをぐるぐる巻きにするなどのいたずらの本気度がすごいらしい。トイレットペーパーを巻かれた庭木は雨が降ると水に溶けて悲惨になるとか。
生真面目な日本人にはそういういたずらは根付かなかったですね。たぶん、そんなことをすると冗談では済まされないだろうから。その代わりに街中で派手な仮装することが許される日になった。例え街中で派手な仮装していても「あーハロウィンね」と流せる雰囲気。いたずらよりも楽しむ方向に行ったのでしょうか。今やバレンタインデー、ホワイトデー並みに行事化されました。まあ、本来の意味は何であろうと人に迷惑が掛からず楽しめるのであれば。