最新作は本当に面白いのか
1954年から続く日本の代表的な特撮映画。生誕70周年になり、日本で制作された映画としては30作目となる。2023年11月に最新作として「ゴジラ-1.0」が公開。ゴジラなんてずいぶん映画館では見ていない。いろいろなコメントを見ると非常に評価が高いので見に行きました。しかし…。
この映画に高評価をあげた皆さんには申し訳ないが面白さが全く分からなかった。浜辺美幸はよかったけど。ざっとあらすじを言うと。
導入部分で戦中の島でゴジラという怪獣の存在が明らかになる。戦争が終わり、復員した主人公が戦後のゴタゴタからの復興、偶然出会って「家族」となっていく人間模様が描かれ、そんな中でゴジラが東京を襲撃する、という展開。
ゴジラファンという存在
ゴジラに対して大変失礼な意見と承知で言えば、見る人が見ると低予算で作られる怪物や未知の生物が登場するアメリカB級映画とあまり変わらないのではないか(ホント失礼)。
話の展開も全体的にあまりにも話がうまくいきすぎていて興ざめしてしまう。ストーリーとしては二転三転の捻りがあってもよかったのではないかと思うのだが。こんなこと言うのはむしろ野暮なのでしょうか。
映画を見て思ったのだが、ゴジラファンなる人たちが一定数いるのではないかと思い始めている。私の周りにはそういう人はいないのでだが、一連の話の流れが「お約束事」として皆理解していて、待っていました! みたいな期待感にこたえているのだとすれば、なんとなく理解できる。吉本新喜劇みたいだな。
70年間、30本も作り続けられる映画ってあまりないですよね。実際、ゴジラに相当する海外映画キャラは何だろうと考えると、キングコングでしょうか。作品数は遠く及びませんが。そう考えるとゴジラのキャラは世界的に見ても特異なのでしょう。きっとまた新シリーズが上映される。その時、見に行くか?