思いつき話

第二次トランプ政権2025年爆誕! アメリカ株も勝手に予想してみた。

 2024年11月5日にアメリカ大統領選が行われ、結果、2025年1月20日にドナルド・トランプ氏が次期大統領に就任することとなった。大統領選では民主党のカマラ・ハリス氏と接戦では、と思われていた。ところがトランプ氏は激戦区と言われるアリゾナ、ジョージア、ミシガン、ネバダ、ノースカロライナ、ペンシルベニア、ウィスコンシンの7州すべてで勝利。結果だけ見ると圧勝したと言って良い。なぜここまで結果が変わったのか。大きな要因は4年間の民主党の体たらくが大きいのではないかと思う。

アメリカ一般庶民を苦しめたインフレ

 この4年間でアメリカが最も苦しんだのはインフレだろう。アメリカは数字の上では好景気を示しているが一般庶民にはそれ以上の物価高に見舞われ、なかなか景気の良さを実感することができない。要するに高所得者には好景気でも中産階級以下には好景気を実感できていない。そういう意味ではバイデン氏率いる民主党は景気対策に対して「何もしてない」という評価が多数派を占めてしまった。本来、民主党はリベラル政党でこういった中産階級や移民など、富裕層とまではいかない人たちに支持されるはずの政党なのに…。今回の選挙の結果は一般庶民が「反民主党」になってしまった結果と言える。苦しい事情をくみ取ってくれない支持政党を見限って共和党に投票した、という人も少なくないのでは?

万引きが横行。ホームレスの増加。治安の悪化

 この大統領選が行われるまでカリフォルニア州では950ドル未満の万引きは軽犯罪として注意や罰金、最長でも1年以下の懲役という軽い罪に分類されていた。950ドルって14万円強? 日本ではちょっと想像できない法律。犯罪者の中には法律内容を取り違えて950ドル未満は無罪と勘違いするものもいたらしい。すでにこの法律は廃止されているがこれにより万引きが横行していた。店側は万引きの防御策として例えばドラッグストアが陳列棚にカギを設け、店員を増やすなどの対策はした。が、結果、負担が高くなり採算が合わなくて店を撤退する、ということが相次いで起こっている。この法律が施行された要因は刑務所への収監が増えすぎてコストがかかりすぎる、という理由。収監、懲罰を優先するよりも更生させるシステムに切り替えるべき、という意図があったようだが、この法案を推し進めたのが民主党州知事。アメリカというお国柄を考えるとなかなか難しい方法だと思うが、こういう呑気な施策をやるから民主党は支持を失うのでしょうね。

 また全米のホームレスのうちサンフランシスコが3割を占めている。薬〇中毒者も増えていて、当然、治安も悪化している。日中、まるでゾンビのような薬〇中毒者たちが歩道にたむろしている動画を見た人もいると思う。原因は物価高で低所得者が家賃を払えなくなっていること。一般的な家賃で約45万円、ワンルームでも25万円するという。もちろん、物価高なので賃金も日本より高いのだろうけど、低所得者がそんなに払えるわけがない。結果、ホームレスになり薬物に染まるという悪循環。ヤバいですね、アメリカ。

トランプ政権で気になる米国株

 一方で株価に目を向けると大統領選を境に米国株は堅調な伸びを示している。一説によるとウォール街はトランプ政権歓迎だそう。考えてみればトランプ氏は「アメリカファースト」を掲げる政権であり、そこから考えるとアメリカ企業にとって有利に働く政策を挙げていくことが考えられる。実際、中国やメキシコなどからの輸入品の関税を上げることを公約にしているのでアメリカ企業にとって利する政策が多くなることは予想できる。
 これらを総合するとトランプ政権誕生の1月に米国株が爆上がり?それにつられて各国の株価も上がるのでは?という予想もできる。ただ理屈と現実が簡単に一致しないのが株の難しいところ。こればっかりは神様にしかわからない。

アメリカと紛争地域

 もう一つ、アメリカには国際紛争との向き合い方に注目が集まる。現在、世界できな臭いのは中国と台湾、イスラエルと周辺国、ウクライナとロシア。果たしてトランプ政権はこれら紛争地域(あるいはその気配がある地域)とどう向き合うのか。これはトランプ氏という人物を考えると予測不可能という見方が強い。何しろ突然、思いついたように何かをやりだすことがあるのでこれら関係国もうっかり手出しできないのではないか、紛争はかえって起きにくくなるのではないか、とも言われている。
 これまでアメリカは自分たちの利する紛争には首を突っ込んできたがこれら地域は直接的にはアメリカに影響があるという地域ではないのでどこまで関与していくのかは未知数ですね。

 果たして第二次トランプ政権はどのようなものになるのか。トランプ氏と言うと日本ではエキセントリックな発言をする「アメリカ分断の象徴」のように思われているが、現在のアメリカはすでに貧富の差で激しく分断されているように見える。そして選挙結果を見てもわかるが「意外に」支持されている。

 個人的な見方なのだがこれまで経済や移民政策など、民主党はあまりにも緩くやりすぎたのではないか、今度はそこを共和党が締めていくように思う。アメリカと言う国はこれまでもなんだかんだ言いながらこの二つの政党が押し引きしながら国のバランスを保ってきた。今後も全く同じと言うわけにもいかないだろうが、一定の国力を保っていくように思う。

アメリカ 良いところ悪いところ5選

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