思いつき話

花粉症

 またこの時期がやってきた。まもなく春だなぁ、暖かくなる日が多くなってきたなぁ、と思うと、もう鼻がムズムズしてくる。花粉症なのだ。この症状との付き合いはすでに15年ほどになるか。それ以前は花粉症など全く縁がなく、周辺で花粉症に悩んでいる人を見ても「大変だなぁ」くらいでまさに他人事。自分が花粉症になるなど、全く考えていなかった。

突如として発症

 ところが。15年ほど前の3月。突如としてのどが痛くなった。これは風邪でもひいたかなと思い、風邪薬を飲んでいたが、そのうち目が猛烈にかゆくなった。それでも花粉症を疑うこともなかったが、いつまでたっても改善しないことから「もしや」と思い、病院に行ってアレルギー検査をすると「スギ花粉」のアレルギー反応。いや、まさかと思いつつも道理で風邪薬では治らないわけである。

 それ以降、毎年2月下旬あたりから症状が出始め、おおむね桜が散るころ4月の中旬ぐらいまではこの症状との戦いである。

 元々、薬を身体に入れる(飲む)、ということを必要最低限にしたいという信念があるので、花粉症と判明してもあまり薬は飲まないようにしていた。ただそれでは外出時に相当つらいことになるので、現在ではあまり我慢せずに、飲むようにしている。

完治薬は開発されないのか?

 この花粉症という病はそのうち完治できる処方が確立するのだろうか。ネットでは民間療法はいくつも出てはいる。真剣に試したことはないが、基本的に眉唾物が多く、あるいは本当に治った場合もあるかもしれないが確実性に乏しいモノが多いように思う。今でも花粉症の薬はあるが、一時的に和らげるものしかなく、薬が切れたらまた症状が現れ、シーズンオフまで飲み続ける、というものしかない。

 医療の知識がないので勝手なことを言わせてもらえば、現代の医療をもってすれば花粉症などあっという間に治療薬ができそうだが、それがなかなかできない。できないのには理由があり、おそらくは作っても儲からないとか、花粉症では死なないとか、そういう理由なのではなかろうか、と疑ってしまう。

 あるいは毎シーズン、薬を飲み続ければ薬業界、医師業界は儲かるわけで、あえて完治させないつもりか? まさかそんなことはないだろうが、年間3千万人がこの病に苦しんでいるのだから、いい加減に完治する薬を開発してほしいものである。

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なんべぇ
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